とくちゃんのライナーノーツ vimoksha@wacken
8/3ステージ編パート2
16:00頃 周囲の物音で起床 携帯の目覚ましはというと、寝袋の底でスヌーズしてて全く気付かず。
すこし焦りつつ機材倉庫から荷物を取り出し、アーティスト専用シャトルに乗り込んでバックステージへ出発。
楽屋は時間制で、2バンドでシェアするシステムでブルガリアのメタルバトル野郎達もとにかく陽気だった。確かにこの場所に悲壮感は似合わない。
スネアのチューニング、ペダルのセッティングを終えて待機。ステージドリンクは鹿児島の親戚が作っている温泉水「寿鶴」と決めていました。
今回荷物が多かったので、スネアも一旦バラしてその中に色々詰め込んだりして工夫したんだけど、再び組み上げると何故かパーツが2,3個残ってしまうという。???
色々と落ち着かなくて、出番の1時間前にはステージ袖へ。
ドラムについてくれてたスタッフがめちゃくちゃいいやつで、セッティングもしてくれるしで助かった。事前に送っておいたセッティング表はどこにも無い様子。タムやシンバルのサイズとかめっちゃ細く聞いてきてくれて、逆にこっちが「いつものセッティングはどのサイズだっけ?」と少し焦ってしまった。
ちなみにこの時まで私すごい勘違いをしていて。
自分達が出るHeadbangersとWETの2つのステージが交互に進行していくんだけど、演奏してるステージの隣でリハやっての繰り返しなんだけど、どちらもHeadbangers Stageだと思ってて、スタッフの人に「このステージのどっちで演るのか?」と訳わからない質問をしてキョトンとされてしまい、松永さんがすかさずフォローしてくれなかったらどうなってたやら。
出番前
機材トラブルもあり十分なリハが出来なかったけど、まあこれもライブかと。
踏み方のクセなのか、昔からバスドラがどんどん位置ずれしてくので今回入念にチェックしたんだけど、案の定途中からどんどん位置がずれてって、最後の曲ではペダルもバスドラから外れてしまいましたが。 堀江先生に聞いとくべきだった...と思ったり。
思い通りの音が作れなくて地団駄踏むチハル氏を見て、女子力高い...と思ったり。
本番
私の主観ですけど。
無我夢中であまり覚えてません。
出だしは中音に慣れないのもあって粗い所があって、そんな点でバンドとしての場数の足りなさを痛感したけど、JOE氏の煽りに反応して手を上げてくれたり歓声が聞こえてきて、vimokshaへの歓迎ムードが伝わってきて半端なく嬉しいし幸せだと思ったり。
日章旗とか、マジ嬉しかった。
他のメンバーより若干高い位置にいたので客席がよく見えたんだけど、途中からすごく人入ってきてない?
最後にスティック投げ。一番気持ち良かったね。棄てられてたら凹むんだけど。 帰ってきてから妻が動画を見て「内股で投げとるしヨレヨレの酔っ払いみたいで最高にダサい」と言われて納得する。
ステージ袖に戻ってから、笛木氏がアルゼンチンから来た髭面おじさんにベタ褒めされてて、CD無いのかと聞かれ、JOE氏が取りに行く。
楽屋にプロモ用CDを持ってきたにもかかわらず、JOE氏はなぜかキャンプエリア(往復で30分以上かかる)まで戻って取りに行ってたらしく。
ちっとも戻って来ないのを萩さんと心配しながら、とりあえずそのおじさんにはプロモ用CDを渡して。別れ際まで何度も何度も「amazing!good band!」と言ってくれて本当に感謝。
JOE氏が戻って来ない間、一本インタビューを受けたんだけど、頼れる男笛木氏がそつなく仕切ってくれた。
私はバンドの音楽性とか聞かれたら超いい加減な事言いそうだったので後ろに引っ込んで。
英会話は大事だね。いやホントに。
次にメタルバトルに挑戦するバンドがいたら(いや絶対挑戦してほしいけど)、インタビューで聞かれることは大体決まってると思うので、出来るなら簡単な模範回答を準備しておくと良いかも。シンプルな言葉で堂々と話すのが良いかも。
ちなみにうちらが聞かれた内容は、「ヴァッケンのステージに立ててどんな気分だった?」「日本のメタルシーンは盛り上がってるか?」「メンバーは普段仕事何してるの?」 うろ覚えだけどこんな感じ。
その間に松永さん萩さん達が機材を片付けてくれたりして助かりました。
JOE氏ようやく戻ってきたので、ケータリングで飯&反省会。 とりあえず一仕事終えたので乾杯。安堵感も手伝ってか、今まで飲んだ中で一番美味しいビールだった。
福井氏の涙。そう。
8/3パート3泥酔編にもうちょっとだけ続きます。